今、この社会をより良くしていこうとするならば若者の力は大きいと思います。 これからの未来を担う若者が、より良い地域社会作りに貢献できるのであれば どれほど社会が変わるのか、と考えます。

 若者が社会へ目を向け、関りを深めることができれば、自己成長や社会力 の形成の機会を得ることができるはずです。 社会に関わる活動を通して、様々な価値観を持つ人々に出会い、社会に関わる面白さや大切さを 実感し、生きている喜びや生きる意味を得るいい機会となるのではないかと思います。

 また社会も時代の流れと共に若者に対する期待が高まりつつあります。 企業では、思考力、想像力があり、自己管理や、自己責任能力が高い人材を求めています。 一方、コミュニティー再生を課題とする地域では、自分で創造する力や協働能力、ネットワーク力など をもって粘り強く関わる地域づくりのリーダーを求めています。

 そうした、社会の変化の中で若者たちは自分たちが自立して成長していくためには意欲的に社会に 関わることが大切であるということや、人と人との出会いは自分を成長させてくれること、自己自立や協働の重要性など、人として基本的なことに気づき始めているのかもしれません。

 また、最近では、若者のコミュニケーション能力や人間関係形成能力が劣っている言われています。 そのため、社会力の低下によるニートや引きこもりなどの問題もあります。

 では、今、若者が社会体験できるような仕組みがこの社会の中にあるのでしょうか。 実際は、いつ、どこで、何をすれば、自分が成長し、社会力を形成する活動に出逢えるのか、それがなかなか分からないのです。 そこで若者のための社会活動支援に貢献していくことを目的としたものがこのP-POPの活動です。 こうした若者に少しでも有意義な社会体験の場を提供したり、支援したい、そういう思いで立ち上げました。
これまでの活動
文楽祭(2003年から)・計6回